花の季節
五月は良い
花粉もないし。
子供の頃はそれほど薔薇が好きではなく(なんというか、あのコテコテの感じが)まあ桜とか、ひまわりだとか、桔梗のほうが好みだったのだけれども、バラに縁のある土地に嫁いで、公園の美しさに触れるなどしているうちに気まぐれで読んだ園芸書のバラの歴史の項目の深さにめまいがしているうちに沼に嵌まった感がしており、いやまだ庭が欲しいとかまではおもってねーし!と歯軋りしながら図鑑など眺めたりしている昨今です。
苺もまたバラ科。
バラ科はだいたい美しくてだいたい食べられる。しかもだいたいおいしく、だいたい良い香り。品種改良に情熱を傾けてきた先人達のたまものというか、そこまで人を熱中させるバラの魔力というか。
バラにかぎらずだいたい歴史だとか生活に役にたちそうにもない雑学というものは面白く、それに触れてしまったらおしまいなのです。