竹篭ペンギン

ははです。夫と一歳児ひとりと暮らしています。五十肩です。

桜クロワッサン/ヤマザキプラザ市川

春といえば花粉、そしてヤマザキ春のパン祭り。春は日本の四季で最もパンを焼くに適した季節とされながら、あの割れにくい白いお皿を貰うためのシールを狩りに、ホームベーカリーを持っているにもかかわらずつい山崎のパンを買ってしまう人も多いのではないでしょうか! 少なくともうちはそうです。見事に山崎製パンの掌の上で踊らされています。くやしい、でもシール台紙を埋めていく作業楽しい! 山パンのパンは、食事として食べるには個人的にはちょっと甘くて柔らかすぎるけど祭りだから、祭りはハレの日だから、少しくらい甘くてもいいよね……(この、踊らされている感ときたら)

 

ところで山崎製パンには直売店がありまして、千葉県市川市にあるヤマザキプラザ市川というお店なのですが、ここでしか買えないパンがそりゃもう美味い。前段で、食事として食べるには個人的にはちょっと甘くて柔らかすぎると書きましたが、ヤマザキプラザ市川で直売されている袋なしのパンは、カンパーニュやらライ麦入りのパンやら、ハードなパンも置いてあります。ワインのおともにぴったりの、ベリーやナッツが練りこまれた浅黒いパンのラインナップも見事で何故こっちを全国展開してくれないんだろう! 何故! おいしいのに! と、このビルに入るたびに思います。こう書くと大人な感じのパン屋に思えますが、もちろん、クロワッサンやメロンパンなんかの激甘系おやつパンも充実しています。たまに亀の形をしたパンとかもある。そこらへん下町のパン屋っぽい。

 

あと季節限定のパンが熱いです。梨パンとか梨ジャムとかある。あのこにくたらしい梨の妖精ふなっしーのせいで、全国のみなさんの梨の産地の認識が、梨といえば船橋みたいになってるけど梨の生産量一位は船橋市じゃなくて市川市ですから、梨パンがあるからといって梨の妖精に便乗したわけじゃないですから! ね! だから市川の梨関連商品もよろしくお願いいたします(便乗)。

 

というわけで、季節限定の桜クロワッサンを頂いてきました。

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ヤマザキプラザ市川にはイートインスペースがあり、購入したパンを持ち込んで食べることができます。コーヒーや紅茶を注文することもできる。紙コップじゃなくてマグやティーポットで供されます。朝はコーヒーの価格がちょっとお求めやすく。

 

桜クロワッサンをちぎるとうっすらとしたピンク色で、道明寺のような桜餅のような風味がありました。

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中には桜餡が折り込まれています。それほど強い主張ではなく、桜の葉の塩漬け特有の独特な苦さは微かにある感じ。あくまでも味は桜餅ではなくクロワッサンでした。さくさくともちもちの中間の食感といいますか、噛みごたえが独特です。上にかかったグラニュー糖は焼かれてカリカリしていて、さくもちの食感にアクセントを添えています。これはうまい、だがカロリーとGI値がおそろしく高い味だコレ……多分。

 

ヤマザキプラザ市川は総武線市川駅から歩いて一分程度の距離。東京の東側に行く機会がありましたらちょっと足を伸ばしてみては。秋葉原からなら市川まで乗り換え無しで19分です。

 

そうそう、パン祭りのお皿は、ヤマザキプラザ限定の袋無しのパンだと、シールじゃなくてチケットの形式でもらえます。500円で一枚だったかな。五枚でお皿一枚との交換です。

山崎プラザ市川(公式)